中国・成都市で登山

2015年の春に
中国の成都市で料理教室を開催しに行った時に、
登山にも行ってきました。
中国人の友達Dongに
前々から登山がしたいとお願いしていて、
中国での登山はどんなものか
全く予備知識も、どこへ行くのかも謎のまま、
ただ彼女についてお任せ状態。
それがまた楽しいんですけどね!
私達が滞在していた成都市のど真ん中から、
ハイスピードの電車(特急?)に乗り、
田舎の風景が広がる広々とした
農業地帯を走り抜け遠足気分。
こういう外国での
列車から見える風景も
見逃したくない私。
じ〜っと車窓の風景をエンジョイ〜♪

アメリカも広いが中国も広い!
土地余ってます!
菜の花が一面に広がる畑は、
おそらく菜種油を作るためでしょう。
そうこうしてると、
うちの地元、金立の山々を
思い出させる田舎の駅に到着。
きっと駅から見える山に
軽い登山に行くんだと思いきや・・・
Dongを始め中国人3人の友達は、
駅で待機している、
タクシーの運転手と交渉し始めた。
もちろん中国語は、全くわからない私達は、
目の前の山に車で行くのかな?と思って
タクシーに気軽に乗ったら、
駅からさらにタクシーで
30分ほど山の中を走り、
標高も高くなり、
一体、
どこまでタクシーで行くんですか?の、
はてな?状態。

やっと着いた所は、
情緒溢れる映画のセットのような、
古い建物好きな私の心を
くすぐる観光集落。
湯布院のような感じかな?
散策したい!という、
私の強い要望をよそに、
まずは昼ご飯を食べよう!と、
レストランへ。
このレストランでのランチ話はこちら→「山奥のランチ」
ランチも済ませ、
気になる、この素敵な観光集落の
古い町並みを散策したい!という、
私達夫婦の願いは、
時間がないということで、
あっさり友達に却下されました(涙)

ランチした集落から、
さらにタクシーで山道を行き、
タクシーの運転手と友達が、
楽しく中国語で雑談する中、
爽やかな山の空気にホッとしつつ、
周りの自然を満喫しました。
成都の大都会から離れ空気も良い!
そして、1時間弱くらい経って、
や〜っと登山口へたどり着き、登山開始。
4月の初めの
穏やかな気温の中の、のんびり登山。
登山道は全て、
コンクリートで舗装されていて、
階段や橋が至る所にありました。
そこまで険しい山道ではなく、
手つかずの自然の眺めも気持ち良く、
おしゃべりしながら、
ホイホイ登るのには丁度よかったです。

こんなにたくさんの物をどうやって山奥まで運んだの?!
かなりの山奥だというのに、
登山道には行商の出店があちこちあり、
ジュースやビール、お菓子、
冷やしキュウリやパイナップル、
何かの肉料理のような、火を使った食べ物など
食べ物まで売ってるのには驚きました!
ちなみにビールは、
ぬるいまま飲むのが中国流とか。
登山中のビールは、
酔いが回りやすくなりそうで、やめた方が良さそう。
実際、普段は酔わないSteveも
酔って気持ち悪くなってました。
こんなとこまで、
売る荷物と調理する道具を持ってきた、
出店のおじちゃん、おばちゃん達はタフだわ〜!
歩いて登るしか手段はないと思うけれど。
・・・どうなんだろう?

どんどん歩くにつれ、
喉が渇き、ちょっと休みたい!と思うところに、
出店がうまい具合にある。
あずま屋のようなところで、
しばし、くつろげるのはありがたかったです。

途中、山道をマットレス✨を抱えて歩く人発見。
登山道ですよ💦
近くにある、避暑地の宿泊地へ運んでいるそう。
実は、車で途中まで来れるらしい。
この手段で出店の人達も物を運ぶのかな?
旅が大好きな、私が、
地球上の、どこへ行っても思うようにしているのは、
どこの国だから眺めが良い、
自然がきれい!とかではなく、
全てが地球の一部だってこと。
当たり前だけど。
どこへ行っても、
「地球を散策している」という感覚を持って、
自然を見るようにしてます。
そうすれば、
そこはどこの国だからどうこうという、
先入観や固定観念なしで、
目の前の自然を
ありのままエンジョイできるからです。
中国大陸はかなり日本から近いのに、
なんとなく、中国の悪いイメージばかり先行していて、
日本に帰って「中国に行ってきた」と言っても、
誰もあまり興味を示してくれません💦
中国に行く前は、
中国は私にとっても、
全く知らない未知の世界でした。
でも、こうして成都に滞在し、
現地の人と触れ合い、
色々な話をしたことで、
ちょっとだけ、
私の中の中国地図が色づいてきました。
でっかい中国大陸には、
さらに私が知らない、
想像もつかない、
壮大な自然が広がっていると思うと、
その美しさ、壮観を見たい!とワクワクします。
もっと、
近くて遠い中国を
自分の中で自分の経験で色付けしていきたいです。
パワフルな中国大陸を、
もっともっと知りたい!と思った旅でした!